多摩川源流 丹波山村 探訪の旅
お松引き 体験旅行(日帰りバスツアー)
2019年1月7日(月)
主催: NPO法人 多摩川エコミュージアム
お松引き実行委員会



お松引きは、1年間の無病息災や家内安全、五穀豊穣などを願った丹波山村に古くから伝わる門松をはらう松送りの祭事です。
ここには古代から運搬具として使われたY型の丸太をソリ状にした修羅(しゅら)と呼ばれる台に、正月飾りの松や竹を飾り付けた「お松」を30m以上の2本のロ―プで百人程の人で引くのです。



干支のイノシシが鎮座しています




お松引きの始まりです。
木遣りの合図で素朴な笛太鼓の囃子とともにソリが威勢よく引かれます。
青梅街道沿いの熊野神社前を出発し、道祖神場まで約500mほどの距離を
夕刻までかけて進みます。

「お松引き」後のお楽しみは、丹波山村自慢の「のめこい湯」で疲れを癒します。
「のめこい」とは、方言で「つるつる、すべすべ」に由来しているそうです。
丹波山村は、過疎化が進み、村人からは「この祭りも何時まで続けられるかわからない」との声に誘われて・・・・このお祭が、多摩川の源流を知り、源流の皆さんとの交流を深める良いきっかけになれば・・・・そして「お松引き」が続けられればと、今年も例年同様に実施しました。歴史伝承の意義ある「お松引き」が盛り上がりました。