06年3月18日・高津区役所

　　　　　　　　　　　　　　　　まちをもっと楽しく！美しく！ 　　景観シンポジューム

　この景観シンポジュームは川崎市まちづくり支援課から市民への景観普及事業の一環として
ＮＰＯ多摩川エコミュージアムが受託した一部です。シンポジウムの構成は
　　　　　　　第一部”私の好きな景観”　第二部”景観塾”（市民発意のまちづくり事例）でした

◆第一部”私の好きな景観”

見て～美しい・楽しい・癒される～感動する
川崎７区を歩いた　たま・エコＰＪの「散策こみち」で蓄積した経験を土台に景観資源を探り、
心に感動を得た１３０景を編集保存しました。

十人十色といわれます。「好きな景観」も、人によってさまざまです。だからこそ、
もっともっと私たちの身近な所に目をむけましょう。季節や時間の移ろいの中で、
ちょっと好いなという光景や、心和ませてくれる場面に、出会えるかもしれません
そんな景観を探してみようではありませんか,
　　　　　　紙面の関係上各区３景を紹介します、特徴あるもの沢山あります、改めて川崎の多様な景観に感動しました。
川
崎
区
幸
区
中
原
区
高
津
区
宮
前
区
多
摩
区
麻
生
区
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「川崎景観の特徴」を作るもの

カメラと共に数日訪ね歩いた、渡辺氏の景観の特徴10項を列挙すると

（１）都市化がおくれた川崎が、それ故に工夫して、ある特徴をもつように造った街並みの一部・・・
（２）多摩川、多摩丘陵、二ケ領用水、東京湾臨海部があるかゆえにできた景観
（３）東海道、大山街道、中原街道、津久井街道、など旧街道があるが故にできた景観
（４）川崎の歴史がもつ遺産がつくる景観・・・神社・寺院・古墳・その他歴史的建物、古民家、石像物
（５）自然保護、都市調整などで、今残っている里山風景・・・山地・田・畑地・谷戸・林・池・樹木・・
（６）まだ残存する民俗的行事・風観・・・賽の神・歩謝（びしゃ）・お絵式など
（７）まだ残存する農業的景観・・・梨畑・柿・畑・畑道・農家・蔵など
（８）四季に見せる「花」や「紅葉」のみどころ
（９）新たに作られた自然公園や文化施設・・・自然公園・緑地・県立公園・民家園・各種展示場・動物園
（１０）市民の普段着の日常に密着した商店街・歓楽街・・・溝の口西口マーケットなど

いずれにしても、今後景観の視点を分析していく上での一つの手掛かりになりそうです

◆第二部　景観塾・・・市民発意の景観、まちづくり

　　　　20団体の～活動の中に手法を語る～６氏・・・・
「きっかけ」　「フィールド」　「人材」　「魅力ある企画」　「資金」　「連携」

　　　　　”活動あれこれ”下の写真をクリックして下さい、大きくなり,会話内容の記録もあります
　　　　　　　　　　　　　　　コーディネーターさんのまとめです

会場の皆さんからの質問・感想です・・・やっぱり時間が足りないね～
（１）素晴らしい景観、市民にアピ
　ールしたい、せせらぎ館のビデオ
　に放映させて下さい

（２）短期間によく川崎の隅々ま
　で、観察されました、景観は
　　これからです
（３）今回は時間が足りないこと
　　がわかりました、次回の参考
　　になりましたね
短期間でしかも冬季の調査で適切な景観写真の心配もあったが、冬季は冬季の景観と、これまでの蓄積と熱意で、
景観普及の足掛かりが摑めたようです。～皆さん忙しい中でも楽しい微笑みでした～

　　リポート　眞田　強