川崎を育んだ「いのちの水」


二ヶ領用水竣工400年
プロジェクト結成の集い

平成21年4月26日(日)13:30〜16:30
せせらぎ館2F

 川崎が育んだ二ヶ領用水・・・間近に追った竣工400年、その節目の日が2011(平成23年)3月1日である。
川崎にとって「いのちの水」・・(農業用水→生活用水→工業用水→親水用水)その歴史的役割をいま一度問
いつめ、400年間守り継いできた人びとの営為を明らかにし、この貴重な歴史資源、環境資源を、よりふさわし
いかたちで、後世に伝承し、より良いまちづくりのなかに取りこんでいく契機に。二ヶ領用水竣工400年プロジェ
クト結成の呼びかけの集いです・・参加人数は80余名でした。

あいさつの北島代表理事 経過説明の長島理事 司会の橋本理事

第一部:記念講演

二ヶ領用水と江戸幕府
講師法政大学名誉教授:村上 直


法政大学名誉教授:村上 直
・戦争を境界に歴史感が変わってきた・・・・「歴史学」とは過去を反省して未来を創造する
・戦国時代は国を守るための城づくり(山城)
・戦国時代が終わった徳川幕府の政治課題:@まちづくり「平城中心のまちづくり」A鉱山の開発(金・銀)B水利土木の技術開発
・徳川家康の日本最大の平野・関東を豊かにするキーワードは「川(水)」でした。これは輸送と新田(稲作)作り・・水利工事を始める
 →この中に二ヶ領用水がある
・二ヶ領用水の文献も沢山あるが、わからない所もあります、今回の400年記念事業で解明することをお願して終わります。
 提供資料:関東の河川分布図・関東入部における上級家臣と代官頭の配置ほか
                                  ・・・・・二ヶ領用水400年竣工記念プロジェクトの集いに相応しい講演でした。

途中10分間休憩  穏かな当日の二ヶ領用取水口

第二部:設立総会


・開削工事開始:1599(慶長4)年1月5日六郷領から、
 川崎は同月4月1日から
*幹線水路竣工:1609(慶長14)年7月5日    
(1)経過報告
 @準備委員会発足:
 3回の呼びかけ人の準備委員会で
 ( ’08/20/.20・'08/12/03・'09/02/17)
 4月26日「結成の集い」開催の運びで本日
 80余名のご参加を戴きありがとうございました。
 本会を略称:「竣工400年プロジェクト」とします。

 A実行委員会の申し合せ事項・
  会員制とします(会費:1000円)・・・詳細、略
  
(2)趣旨内容
 @四ヶ領用水開削の経過
・出展:「新用水定之事」(平川家文書)
 『二ヶ領用水400年』
・測量開始:1597(慶長2)年2月4日六郷領道塚
 村から・川崎領は同月21日から 村名不明

*分水路含全工事竣工:1611(慶長16)年3月1日
A二ヶ領用水は、川崎にとって「いのちの水」(農業用水・生活用水・工業用水・そして親水(環境)用水と変遷)
 その歴史的役割を今一度いつめ、400年間守り継いできた人びとの営為を明かにする・・貴重な環境資源、
 かけがえのない史跡、文化財。この歴史的資源を、より良いまちづくりに取りこむ、市民の新しいまちづくり運動の  展開・・・
B竣工400年記念事業を挙行「実行委員会の結成」を呼びかけられました・・・・パチパチ・・・
  市民優先:団体・個人がお互いに手を結んで、行政、企業とはパートナーシップです
  ・・・事業内容検討、運営組織結成して推進したい。
この会の組織と役員選出

@代  表  :長島 保(NPO法人多摩川エコミュジアム理事)
A副 代 表 :吉田 威一郎(二ヶ領用水ウオッチング・フォーラム代表) 
         中山 博夫(NOP法人多摩川エコミュージアム理事)
B運営委員:若干名
C事 務 局:鈴木 眞智子(NPO法人多摩川エコミュージアム理事)

  以上確認されました
(3)役員の選出・・・提案
鈴木 眞智子(NPO法人エコミュージアム理事)

(4)これからの活動をめぐって

円筒分水完成70周年記念、岡本太郎
誕生100周年記念など、組み合わせて
盛大にやってはとの・・提案や活発
な質疑応答で・・・皆さんの関心の
高さが伝わってきました。

 初会運営委員会は 
 5月29日(金)18:30〜に決定
  さぁ〜行動開始しましょう