多摩川
丹波山村・・・探訪 「お松引き 体験旅行(日帰りバスツアー)」

主 催:多摩川エコミュージアム クリーンアップ作戦グループ
平成22年1月7日(木)
丹波山村:山梨県北都留郡丹波山村890


お松引きは、1年間の無病息災や家内安全、五穀豊穣などを願った丹波山村に古くから伝わる
門松をはらう松送りの祭事です。

ここには古代から運搬具として使われたY型の丸太をソリ状にした修羅(しゅら)と呼ばれる台
に、正月飾りの松や竹を乗せたものを30m以上の2本のロ―プで百人程の人で引くのです。


8時30分:川崎市多摩区登戸を大型バスに乗り35名が旅立ち
升田さん他世話人さんの案内や自己紹介やで和やかに・・・


バス〜途中の休憩地:奥多摩湖

和気藹々とにぎやかなバスの中一路丹波山へ

昨夜の気温は零下4℃でした・・霜柱

ここからのバス・・・山梨県丹波山村を目がけて曲がりくねった奥多摩湖畔・丹波川ぞいの道を走行
・・・・約50分で丹波山村に無事到着

Y型の丸太をソリ状にした修羅に正月飾りの松や竹を飾り付けた「お松」です

お松を神主がお払いして神事が始まります

かわいい干支の寅が鎮座しています

お松引き前のわずかな時間にお松の前で記念撮影・・


熊野神社へ元関取の大至伸行さんによる相撲甚句の奉納

さぁ〜時間です お松引きの始まりです(午後2時)
丹波地区の修羅は内部に囃子座が設けられ、正面にその年の干支の飾り物をつけます
菰樽を鏡開き

 木遣りの合図で素朴な笛太鼓の囃子とともにソリが威勢よく引かれる。青梅街道沿
いの熊野神社前を出発し、道祖神場まで500mほどの距離を夕刻までかかって進む。
車が来たら止り、お酒やみかんの大盤振舞い・・・・歴史と田舎らしい情緒がたっぷり!


「お松引き」途中休憩の間:村人の余興で盛り上げ


途中みかんのふるまいで盛り上がる

途中、餅つきで多摩川エコミュージアムの皆さんは大盛り上がりです

若い人は腰が入ってない
ベテラン(男女とも)は流石腰が決まってます

さあもうひと引きで道祖神です


約2時間で500mの村はずれの道祖神場に着き無事おわりました。14日に無病息災を祈って
焼かれ丹波山の正月が終わる
最後のお楽しみは、丹波山村自慢の「のめこい湯」で疲れを癒して・・・バスの中 午後8時10分無事到着
「のめこい」とは、方言で「つるつる、すべすべ」に由来しているそうです
 丹波山村は毎年過疎化が進み、村人からは「この祭りも何時まで続けられるかわからない」
との声に誘われて・・このお祭が、多摩川の源流を知り、源流の皆さんとの交流を深める良い
きっかけになれば・・・そしてお松引きが続けられればと、今回も昨年に引き続きせせらぎ館
ボランティアの皆さんに声をかけたら、なんと35名が集まり、歴史伝承の意義ある「お松引き」が
盛り上がりました。
村人に歓迎されて又行きたい丹波山村!の印象を残した一日でした。世話人さんに感謝!
                                              リポート:戸高


丹波山村役場・・・・観光案内もあるよ

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