かわさき多摩川シンポジウム2017 |
平成30年2月2日(金) 多摩市民館 3階 大会議室に於いて 「かわさき多摩川シンポジウム2017」が開催されました。 |
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 〜〜〜多摩川をまちのひろばに〜〜〜 テーマ 『知ろう河川防災』 Part3 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ |
もしも多摩川が決壊したら! 水害に対する備えは万全ですか? 「川の防災」について考えよう ●防災キャンプ・・・各地で熱い視線が! ●情報の確認方法、水害時の避難方法・対策は? 水害にも備えよう! ●新ハザードマップで地域を再点検! |
多摩区をはじめ他区・川崎市民など多くの方々が 参加されたシンポジウム会場 |
司会 |
司会 多藝 義明 NPO法人 多摩川エコミュージアム理事 |
本日は、河川防災の関心が深まっており、又ご要望も多く、 同じ題材で3回目の開催となりました。今回も基調講演、 パネルディスカッションで河川防災の知識を深めてください。 そしていざ災害の時に、慌てず対応できるよう心の準備を して頂ければと思います。 |
18:00〜 主催者挨拶 |
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松井 隆一 NPO法人 多摩川エコミュージアム代表理事 | |
第1部 NPOの2017年度事業報告 |
升田 修二 NPO法人 多摩川エコミュージアム副代表理 |
年間を通して「多摩川をまちのひろば」にという想いで活動を 展開している。活動の一つである「エコ★カップいかだ下り」 は10回を超えています。磨けば光る多摩事業で昨年に続 いて「河童の川流れ」「せせらぎ館夏休み体験教室」等開催 した。その他に、今年度の運営方針、せせらぎ館の展示風 景、せせらぎ館での行事内容、協賛事業等を説明しました。 |
活動内容を熱心に聞かれている来場の皆さん |
☆☆☆☆☆☆☆ 団体としての活動を評価していただき、国土交通省の 2017年度「手作り郷土賞・大賞」を受賞しました。 ☆☆☆☆☆☆☆ |
第2部 基調講演 | |
「多摩川における防災への取り組み」 | |
柳澤 亘氏 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 地域防災調整官 | |
基調講演の概要 「多摩川における防災への取り組み」を 1)水防災意識社会の再構築ビジョン 2)洪水に関する防災情報の提供 3)京浜河川事務所の防災施設 4)京浜河川事務所の主な工事(川崎市多摩区) 5)平成29年度の主な出水 6)TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)活動内容 等に分けてスライドを使って説明され、 「逃げ遅れゼロに向けた迅速かつ的確な避難行動のための取組」として「マイ・タイムラインの作成」を呼びかけられました。 「マイ・タイミラインの作成」とは、台風などの接近によって河川が上昇するときに皆さんが取る防災行動を、時系列的に整理してまとめた行動計画表です。 |
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講演を聞いている来場の皆さん |
第3部 パネルディスカッション <知ろう河川防災 〜多摩川をまちの広場に〜> |
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コーディネーター |
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松井 隆一 NPO法人 多摩川エコミュージアム代表理事 | ||||||
松井コーディネーターから本日のテーマの趣旨説明があった。 本日は「知ろう河川防災」のテーマで、これから、先ほどの 国交省の柳澤地域防災調整官の基調講演を受けて、川崎市と しての各専門の行政機関のそれぞれの立場から、その具体的 な行動指針、内容を話していただくことによって「なるほど こうすればいいのかと来場者にその情報の活用の仕方を学 んでいただきたい。 |
パネリスト | ||||||
洪水のハザードマップについて | 大雨による避難勧告について | 避難所の管理運営について | 防災キャンプTAMAGAWA CAMPの活動報告 | |||
柳澤 亘氏 (国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 地域防災調整官) |
佐野 秀和氏 (川崎市建設緑政局道路河川整備部河川課 治水担当係長) |
田邊 浩太氏 (川崎市総務企画局危機管理室初動対策担当課長) |
田中 仁志氏 (川崎市多摩区役所危機管理担当課長) |
西山 雅也氏 (トカイナカビレッジ助役、TAMAGAWA CAMP実行委員会) |
☆佐野さん <洪水ハザードマップについて>をスライドを使って、 ・新しい洪水ハザードマップ、 ・川が氾濫した場合のシミュレーション を示して「意識と準備が命を守る」を説明されました。 川崎市のハザードマップの改定が始まっており、多摩川の堤防が決壊したらどのようなスピードでどの範囲まで浸水するかを確かめる内容になったものが川崎区、幸区で配布が始まりました。この4月から他の5区についても逐次配布されるようになります。 ☆田邊さん <洪水からの避難について>をスライドを使って、 ・避難に関する情報の種類 ・市民へ災害情報を伝える方法 等を説明されました。 ☆田中さん <避難所ロジェスティクス>をスライドを使って 平成29年台風21号への対応から、 ・洪水にも地震にも 日ごろからの意識と準備を大切にしましょう 等を説明されました。 地域の避難場所の確保について、先の台風による豪雨で洪水が想定されるとの情報で近隣に指定の小中学校の体育館を確保しようとしたら、折からの衆議院選挙の投票を目の前に控え、場所や職員の確保に汲々とする現場の生々しい事例がありました。 ☆西山さん <川崎市内の防災/減災キャンプ実施報告>をスライドを使って ・防災キャンプを通じてマナーと防災を楽しく学ぶ ・防災、減災団体、若手農家と大連携して「カワサキキャンプ」として協働します」 等を説明されました。 PTA、町内会、自主防災組織、市民グループなどからの防災キャンプ開催要請が多く、手が足らない予算がないといううれしい悲鳴を打開するために、ノウハウをまとめた「防災マニュアルムービー」を製作した。だれでもどこでもDVDで手軽に学べる仕組みを構築しています。 |
パネルディスカッションを聞き入っている来場の皆さん |
パネルディスカッション後に質問を促す松井コーディネーター 来賓者からも、それぞれの立場でのコメントをいただきました。 来賓者:国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 総括防災調整官 国頭 様 多摩区観光協会 顧問 原島 様 多摩警察署警備課 坂野 様 |
会場からは活発な質問があり、「自分の住まいがまさに洪水浸水 想定地域に合致するがどうしたらいいのか」をはじめ来場者から 切実な問題がディスカッション講師陣に投げかけられ意見交換が 行われました。 |
■松井コーディネーターのまとめ 本日は講師、パネリスト陣の最新情報の情報提供とそれを受けての具体的に どうあるべきかの討論があり、時間が足りないくらいで有意義であったと思いま す。あとは皆さんがこれらの情報・内容をどう活用されるかにかかってきます。 又、来年もこれらの課題を掘り下げられるよう開催したいと思います。 本日はありがとうございました。 |
◆コーディネーター |
松井 隆一(まつい りゅういち) ・NPO法人 多摩川エコミュージアム副代表理事 |
◆各パネリスト |
柳澤 亘氏(やなぎさわ わたる) ・国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 地域防災調整官 |
佐野 秀和氏(さの ひでかず) ・川崎市建設緑政局道路河川整備部河川課 治水担当係長 |
田邊 浩太氏(たなべ こうた) ・川崎市総務企画局危機管理室初動対策担当課長 |
田中 仁志氏(たなか ひとし) ・川崎市多摩区役所危機管理担当課長 |
西山 雅也氏(にしやま まさや) ・トカイナカビレッジ助役、TAMAGAWA CAMP実行委員会 |
閉会あいさつ |
多藝 義明 NPO法人 多摩川エコミュージアム理事 |
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◎受付 | |
会場に来られた皆さんには、アンケートご記入のお礼として、 川崎市のご厚意で用意した「防災食」をお持ち帰りいただきました。 |
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◎会場内展示 | |
会場内の両側に「防災マップ」や「防災に関する冊子」が配架され、来場者の関心を集めました。 | |
会場内に「NPO法人 多摩エコミュージアムの活動内容」等も展示し、 来場者に見ていただきました。 |
主催: | NPO法人 多摩川エコミュージアム |
後援: | 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 |
川崎市建設緑政局 |