生物多様性保全チームでは、トキワ環境の小澤さんに、植物についての調査を依頼しています。
5月18日、その植物相調査(フロラ)に、保全メンバー5人が同行させていただきました。
調査区域内にある植物を、一つ一つ名前をあげて記録しながら、同定のポイントなどを解説していただきました。
今回の調査で約200種の植物が確認され、今まで記録になかった植物も見つかり、またこれまで記録していた重要種もほぼ確認でき安心しました。
印象に残ったのは「重要種のいくつかは先駆植物で、冠水の後などに出現しやすい植物。他の植物が大きくなってくると消えてしまうが、種は地中に残る。
コントロールしてそれらを少しでも長く残すことには意味があると思います。」
というお話。
現れたり消えたり、植物の様々な生き方のサイクルを理解すべきということでしょう。
気温が30度近く上がる暑い日で、背丈程に伸びたヨシやオギの中に入ると汗が流れてきましたが、
小澤さんの気さくなお人柄と、興味深いお話が聞けて、充実した一日でした。
なお後日、せせらぎ池で大繁殖している「ニシノオオアカウキクサ」は、同定の結果「アイオオアカウキクサ」だとの連絡をいただきました。
これにより6月1日からは、「アイオオアカウキクサ」といたします。