日時:2024年8月3日(土)
活動場所:せせらぎ池
人数:ボランティア24名、県立多摩高校6名、カヌースタッフ3名

<今回の活動>
アイオオアカウキクサ(74.87kg)、アレチウリ(57.15kg)、オオフサモ(0.1kg) 計132.12kg 防除

毎月恒例の防除活動は、アレチウリ、オオフサモ、アイオオアカウキクサの防除を行いました。

■アイオオアカウキクサ班
アイオオアカウキクサの防除は、今までウェーダー等を着用して池の中には入って行っていましたが今月は気温が高すぎて熱中症の危険があるため、ボートでの防除作業を試験的に実施しました。
今回は多摩川でのボート経験の長い方々と防除を実施しましたが、簡単に沢山回収できる浮草の防除を「すごく楽しい」と言っていたのが印象的でした。
スポーツにしてみたら面白いかも?という意見も出ていたので、今後、アイオオアカウキクサ回収レースなるものをやってみても面白いかもしれません!
やはり浮草は手強く、結果が目に見えて分かるほど回収できませんでしたが、今後の活動の幅が広がりそうな良い回だったと思います。

■アレチウリ、オオフサモ班
アレチウリ、オオフサモ班はせせらぎ池よりさらに上流部にある場所で防除活動をおこないました。
ここは今まで作業の手が及んでおらずほぼ手付かずの状態であったため、アレチウリが繁茂しマント群落状にまでなっていました。しかし、時間制限がある中、参加者全員でワイワイしながら真剣に取り組んだおかげで活動終了時にはほぼすべてのアレチウリを抜くことができました。

また今回はボランティアリーダーよりヒガシキリギリスについてのお話がありました。
ヒガシキリギリスはせせらぎ池周辺に生息しており、防除活動中に見られる可能性があります。
ボランティアリーダーが実物のキリギリス生体(せせらぎ池周辺で幼虫を採集、羽化させたもの)を持参し、参加者の方々に観察していただきながら生態等や遺伝的多様性について絡めながらお話をしました。

防除前
防除後

作業の様子