日時:2024年9月7日(土)
活動場所:せせらぎ池
人数:ボランティア17名、スタッフ8名

<今回の活動>
アレチウリ(4.42kg)、アイオオアカウキクサ(6.69kg)、オオフサモ(8.2kg)、ホテイアオイ(2.13kg) 計21.44kg 防除

今月の防除活動は4班に分かれて行いました。

■池調査班
台風10号後のせせらぎ池の状況を観察しつつ、アイオオアカウキクサの防除を実施しました。
池の上流側は見る限りアイオオアカウキクサは完全に流され、見渡す限り水面でした。
一月前と比較しても淀んだ水の匂いが消え、メダカやフナ、ヌマエビといった生き物の姿が多く見られました。

下流側に移動すると、流されて溜まったのか枯れ草やゴミの合間に少量アイオオアカウキクサが溜まっていました。
後半は防除に集中し、計6.69kgのアイオオアカウキクサを防除しました。
まだまだ暑く爆発的に増えて水面を覆うようになる恐れがあるため、未然に防除ができて良かったです。
台風後の環境を眺めつつ防除もできて、とても有意義な活動になったと思います。

■オオフサモ班
小田急橋梁近くの小さな池に入り込んだオオフサモを防除しました。
池の底が泥なので、作業を進めると水が濁ってしまいオオフサモが見つけにくくなりましたが、茎や根が残らないよう注意しました。

■ホテイアオイ班
昨年、完全に防除に成功したホテイアオイがせせらぎ池に流入していました。台風の影響で上流から流れ着いたのかもしれません。ホテイアオイは永続的な土壌シードバンクを形成するため、早期発見、早期対応が大切です。
ちぎれた茎からも繁殖するため、植物体を取り残さないように注意し、移動や運搬の際に拡散させないよう取り扱いました。
せせらぎ池で繁茂する前に対応ができたことは良かったのですが、今後も土壌シードバンクからの発芽や放流など、様々な経路で繁殖するホテイアオイになかなか気が抜けないなと思いました。

■アレチウリ班
せせらぎ池のさらに上流部にあるアレチウリ群生地の現状確認をしに行きましたが、8月の防除と台風の影響により、ほとんど残っていない状態でした。そのため、せせらぎ館に戻りながら僅かに生えているものを抜いていくスタイルに変えて活動していきました。
台風一過により繁茂していたクズ群落がなぎ倒されていたため、今まで入ることができなかったエリアも調査することができるようになっており、その未探索エリアでやや小規模のアレチウリ群落を発見したためそれを抜きました。