仙台堀川公園ポケットエコスペースでの保全活動
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2月8日は、仙台堀川公園ポケットエコスペース(仙堀PES)の保全活動に参加してきました。
仙堀PESは東陽町駅から歩いて15分ほどのところにある小さなビオトープです。
この日はススキやチガヤの刈り取りを行いました。
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ススキは50cmほど残すようにして刈るように言われました。その理由がこれ↓です。
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このクビキリギスがススキの根元で越冬しているから!
クビキリギスはキリギリス科の昆虫で、「首切り」とは何とも物騒な名前だと思って調べたら、一度かみついたら首がちぎれるまでかみつき続けるからだそうです😱
見た目はそんな怖そうに見えないのでびっくり。
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チガヤもバッサバッサ刈ってすっかり綺麗になりました。チガヤは鎌で簡単に切れるし、達成感あるので楽しいです😊
枯れたチガヤで覆われていた地面が見えてくると、様々な新芽が芽生えていることに気付きます。春には全く違った光景になっているでしょうね!
ちなみにチガヤを刈ることで増えることが期待されているのがこのミゾコウジュ。
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気をつけてみてみるとミゾコウジュのロゼットが沢山あったので、これからが楽しみです。
さてススキやチガヤの刈り取りと併せて、水を抜いていた池の草を刈り取って、水をはる作業も行われました。
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冬に水を抜いておくのはアメリカザリガニを減らすため。今回水をはったのはカエルの産卵のためです。
この池に住んでいるのはニホンアカガエルとアズマヒキガエル。ニホンアカガエルは本来、西日本に生息しているので外来種となりますが、すでにかなり交雑が進んでいるので、交雑種も含めて保護していこうという方針だそうです。
小さなビオトープですが、いろいろ学ぶことがあって楽しかったです。
今回の保全活動の詳細について知りたい方はネイチャーリーダー江東のHPをご覧ください。
投稿者:アキコ