多摩川の河原には数多くの特定外来生物(植物)が生え広がって、多摩川に生き残っている準絶滅危惧植物の生存を脅かしています。二ヶ領せせらぎ館では、多摩川クリーンアップ活動の一環として、『特定外来生物(植物)防除活動チーム』を立上げ、防除活動を通して多摩川の植物保全活動を実施して行きます。
この活動をクリーンアップ活動の中で行う理由の一つに、防除した特定外来生物(植物)の最終処分が一緒に行えることです。川崎市環境局には焼却処分をお願いしました。河原に生息する特定外来生物(植物)を根から引き抜き、そのままビニール袋に入れ密閉して集積所に集め、環境局に引き渡します。これを実施することで、他への拡散を防ぎます。
このような手順でクリーンアップと一緒に活動します。是非一緒に活動しませんか。
本年度は、二ヶ領せせらぎ館周辺エリアで防除活動を実施します。夏までの時期に「アレチウリ」を対象に防除活動を行い、8月からはオオキンケイギクとオオフサモの防除も実施します。
1月6日(土)は15名のボランティアが参加して、せせらぎ池周辺のオオフサモの防除活動を実施しました。オオフサモは冬季でも繁殖を続け、せせらぎ池の水質を悪化しています。
この防除活動は参加者の作業リレーで、胴長を履いて池に入りオオフサモを集める人、それを袋に詰める人、リヤカーまで運ぶ人の分担で実施しました。作業には多くのボランティア参加が必要です。来月も多くの皆さんで環境保全活動を実施しましょう。お待ちしております。