多摩川の河原には数多くの特定外来生物(植物)が生え広がって、多摩川に生き残っている準絶滅危惧植物の生存を脅かしています。二ヶ領せせらぎ館では、多摩川クリーンアップ活動の一環として、『特定外来生物(植物)防除活動チーム』を立上げ、防除活動を通して多摩川の植物保全活動を実施して行きます。
この活動をクリーンアップ活動の中で行う理由の一つに、防除した特定外来生物(植物)の最終処分が一緒に行えることです。川崎市環境局には焼却処分をお願いしました。河原に生息する特定外来生物(植物)を根から引き抜き、そのままビニール袋に入れ密閉して集積所に集め、環境局に引き渡します。これを実施することで、他への拡散を防ぎます。
このような手順でクリーンアップと一緒に活動します。是非一緒に活動しませんか。
本年度は、二ヶ領せせらぎ館周辺エリアで防除活動を実施します。夏までの時期に「アレチウリ」を対象に防除活動を行い、8月からはオオキンケイギクとオオフサモの防除も実施します。
3月2日(土)は15名のボランティアが参加して、せせらぎ池に広がった外来浮草ニシノオオアカウキクサの防除活動を実施しました。ニシノオオアカウキクサ冬季でも繁殖を続け、せせらぎ池の水質を悪化しています。
この防除活動は参加者の作業リレーで、胴長を履いて池に入りニシノオオアカウキクサを集める人、それを袋に詰める人、リヤカーまで運ぶ人の分担で実施しました。作業には多くのボランティア参加が必要です。来月も多くの皆さんで環境保全活動を実施しましょう。お待ちしております。