二ヶ領せせらぎ館や市民活動などについての代表的なご質問にお答えします。
メールによるご質問はEーmail:  こちら までお願いします。


二ヶ領せせらぎ館について

1.二ヶ領せせらぎ館はどのような施設ですか?
二ヶ領せせらぎ館は国土交通省関東地方整備局京浜工事事務所が二ヶ領宿河原堰の建設に併せて整備した、堰の管理所の一部を川崎市が借り受け、「多摩川エコミュージアムプラン」の運営拠点・情報発信センターとして平成11年4月開館したものです。
館の管理と運営は地域の町内会と市民団体、そして漁協などの代表者による「NPO法人多摩川エコミュージアム」が行っています。
2.二ヶ領せせらぎ館にはどのような機能がありますか?
二ヶ領せせらぎ館は、水や緑を中心とした環境学習や研究、そして市民ボランティアの育成など市民活動を支援する機能、インターネットや新聞の発行、河川や環境に関する情報の収集、閲覧などの情報の受発信機能、そして市民団体の連絡や学習場所の提供、活動成果展示などの拠点機能の三つがあります。
開館から五年間を過ぎて二ヶ領せせらぎ館を訪れたり利用した人は15万人以上もいます。
3.二ヶ領せせらぎ館ではどのような活動を行っていますか?
「多摩川エコミュージアムプラン」の考え方に沿って、二ヶ領せせらぎ館の自主事業などを行っています。
活動は多摩川の環境に関するもの、地域の歴史や文化を知るものから、多摩川の源流を訪ねるもの、多摩川の川原で子供たちと遊ぶものなど多種・多様ですが、いずれも多摩川の持っている多様な魅力を広く市民の方々に知ってもらいたいと開催しているものです。
4.二ヶ領せせらぎ館のボランティアはどのような人達が携わっているのですか?
二ヶ領せせらぎ館のボランティアは、一階のギャラリーで訪れる方々に展示物や活動のご案内をする人、館の運営や管理に携わる人、催し物などに協力する人など、プランの趣旨に賛同して活動する様々な市民ボランティアの力と協力により活動を行なっています。
5.ボランティアは希望すれば誰でもできますか?
館一階の受付や展示物、活動のご案内に携わっているボランティアは毎日二人が市民団体から派遣されて活動を行うシステムとなっています。
受付以外にも色々な活動を行っていますので、ボランティアスビリットがあり、多摩川や環境、まちづくりなどに興味ある方、活動をしてみたいと思っている方は、是非参加してください。
6.市民活動や多摩川などに特別な知識がなくてもボランティア活動ができますか?
ボランティア活動に特別な知識や資格を求めていません、人が好き、多摩川が好き、自分達の住む環境を良くしたい、なにかの役に立ちたいとの気持ちが一番大切なことと考えています。
活動に必要な知識や技術はともに活動を行っていく中で自然に身につきます。また必要な講習も実施していますので安心してください。

エコミュージアムについて

1.エコミュージアムとはなんですか?
エコミュージアムは初代国際博物館学会議(ICOM)会長で、フランスの博物学者ジョジュル・アンリー・リビエール(1897〜1985)が提唱した新しい博物館の概念です。日本では特別環境博物館や生活・環境博物館と翻訳されていますが、正確な定義はされていません。
リビエールはエコミュージアムの理念を、「行政と住民が一体となって発想し、形成し、運営していく砦である。行政は資金、資材、施設、技術などを用意し地域住民からはアイディア、知能、ビジョンなどを提供する形で両者が参加することが望ましい」と1973年発表した論文で述べています。(新井重三 エコミュージアムの入門から)
2.エコミュージアムの命名の由来を教えてください。
1971年フセンスのグルノーブルで開かれた第9回ICOM総会で時のフランスの環境大臣がエコミュゼと命名し、英語圏に転じてエコミュージアムと一般に呼ばれるようになりました。
エコミュージアムは現在世界17ヶ国で進められ、日本では100ヶ所近い市町村でエコミュージアム構想が進められていますが、その内容、形態は千差万別です。
これは、提唱者のリビエール自身がその定義を「発展的定義」としたように、エコミュゼそのものの将来の発展を望み、あえて定義を明確としなかったことにあるといわれています。
3.川崎市が進める多摩川エコミュージアムプランは多摩川の博物館をつくることですか?
多摩川が進めるエコミュージアムの考え方の中核に多摩川をおいていますが、多摩川そのものの博物館をつくるものではありません。
川崎は多摩川と密接な関係を保って発展してきました。
江戸時代に多摩川の水を利用し、開削400年の歴史を持つ二ヶ領用水に代表されるように、川崎の産業・歴史・文化の背景が多摩川なのです。
「多摩川エコミュージアムプラン」は、多摩川と密接に関連を持つ「水循環」、水源涵養に必用な「緑」、地域が育んだ「歴史と文化」、それを支える人々などの様々な地域の資源を活かし、市民が日々の活動を通して地域の環境や歴史を考え、市民の自らが望ましい環境を創りあげることを目指すものです。

市民活動について

1.NPO法人多摩川エコミュージアムはどのようなものですか?
二ヶ領せせらぎ館の運営・管理や、エコミュージアムの趣旨に則して活動する市民団体を総合的に支援、誘導するために組織されたものです。
代表理事を中心に、理事として館長、そして各担当部門ごとに、環境、歴史、水循環、丘陵、情報、二ヶ領せせらぎ館管理、水辺の楽校、地域、河川漁業、まちづくり、担当がいます。川崎市も行政担当委員として参加しています。
多摩川エコミュージアムプランに関する活動やその内容、日々の市民活動に対する支援などありましたらそれぞれの担当理事までお問い合わせください。
2.エコミュージアムに関連する市民活動はどのようなものがありますか?また市民が参加することはできるのでしょうか?
動植物や環境、カヌーなど多摩川をフィールドに活動している市民団体、多摩丘陵で植樹や樹木の維持管理の活動している市民団体、河川の計画づくりや維持管理などを行っている市民団体、地域の歴史や文化を中心に活動している団体など様々な市民団体が市内各地で活動を行なっています。
それぞれの団体に参加することは基本的には自由ですので、興味のある方はせせらぎ館にお問い合わせくだされば連絡先などをお知らせします。
詳しくは本ホームページの「NOP法人多摩川エコミュージアム」を覗いてください
3.多摩川に関連するイベントに参加するのはどうしたらよいでしょうか?
NPO法人多摩川エコミューニアム及び関連行政や市民団体が主催する催しは、各区役所などの窓口のご案内配布とせせらぎ館1F掲示板、二ヶ領せせらぎ館ホームページなどを通してお知らせしていますのでご覧ください。
二ヶ領せせらぎ館にお問い合わせ頂ければ、館で把握している情報はお知らせいたします。

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