<ウッドバーニングとは>
板などに専用の電熱ペンを使って焦がしてその濃淡で絵や文様などを描きます。
ヨーロッパ、アメリカ、中南米等で古くからクラフトとして親しまれています。
起源は、一説には16世紀のヨーロッパで修道院の僧侶が、鉄の棒を熱して木の
札に名前を焼き付けたり、皮に細工をしたのが始まりとも言われています。
しかし、日本でもこの頃には一部の人によって焼き絵が描かれていましたし、
家具に絵や文様を焼き付ける職人もいたようです。
明治の中頃までは芸術性の高い焼絵を描く画家がいたようですが、画壇から
絵画と認められなくなった頃から衰退していったと言われています。
それでも独自の持ち味の魅力にひかれた人々によって今日まで続いて来ました。
10数年前からプロとして焼絵を描く人達が少しづつ出てきました。さらに
専用のバーニングツールが輸入されたり国内で作られるようになってだんだん
焼絵を描く人達が増えてきています。
また近年、特にアメリカの愛好家の間でバードカービングの製作が盛んになり、
その過程で羽の表情にバーニングを使うようになった事もあり、バーニング
ツールが工夫開発されました。
そのペン先を取り替える事で焼絵も描けるため、バードカービングをする人達の
間でウッドバーニングそのものを楽しむ人が徐々に増えてきています。
<バードカービングとは>
鳥の彫刻のことです。
一つの木片から鳥を彫りだして、色彩して本物とそっくりにつくります。
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